ランプワーク(バーナーワーク)を行う際、特に初心者の方によく見られる問題点や、
質問についてお答えするコーナーです。
GLASS ROOM(掲示板)や、メールなどでご質問をお寄せ下さい。

    

ランプワークについて
ランプワーク(バーナーワーク)を始めたいのですが、どこで道具を揃えたらよいでしょうか?
また、独立でもできるようになるでしょうか?

初めてバーナーワークを始められるなら、東急ハンズでバーナークラフトセット (ホビーバーナー、ガスカートリッジ、ガラス棒10本、ピンセット、巻取り線、離型剤)¥12000程度で市販しています。また、佐竹ガラス(株)(http://www.satake-glass.com/)でガラス棒、ランプワーク用品を取り扱っています。

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ガラス棒材について
佐竹ガラスの黒色のガラス棒をバーナーで融かすと、必ず黒光りしたり、変色してしまったりしますがどうしてですか?
また、そうならない方法はありますか?

バーナーはどの様なタイプを使用しているかによって変わってきます。 火力が弱い場合、また炎の不完全燃焼部分でガラスを融かすと、銀光りします。 バーナーを最大火力にして、尚かつ炎の完全燃焼している部分でガラス(上黒)を融かしてみてください。

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ガラス棒で、ソーダガラスは色がはっきりしたものが多いですが、鉛系のガラスにはなぜ、はっきりした色が少ないのですか?

鉛ガラスの場合は、ガラスの着色料と鉛の成分が混ざることで淡い寒色系の色が多くなります。一方、ソーダガラスの方は鉛の成分が入っていないため、着色料の色がはっきりと出ることになります。

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ガラス棒の太さがちがうのはなぜですか?

機械ではなく、職人の手によってガラス棒を手で引いているため、ガラス棒の太さは微妙に変わってきます。また、ガラス棒をご自分で混ぜ合わせて、新しい色を作る方法もあります。微妙な色合いを出したいときなどにおためし下さい。

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バーナーであぶってると色が消えてしまうのがあるのですがなぜですか?

ガラスを作り、着色を行う段階で、比較的低温のときに着色されたガラス棒などに関しては、バーナーなど高温で熱すると色が消えるということが起こります。主にピンク系統のガラスで起こりやすいようですね。

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とくに不透明のガラスにススが入ってしまうのですが、どうすればいい?あとはあぶってるとラメっぽく光沢がつきますが、それはなぜ?

バーナーの火の調整の問題が考えられます。ススが入ってしまう場合、ガスが多く、不完全燃焼が起きていると考えられます。そのため、空気の量を増やすか、ガスの量を減らしてみると良いでしょう。また、ガラス棒を溶かす炎の位置に問題があるかも知れません。炎の上下・前後など色々なポイントにガラス棒を移動させ、ススが出ない場所を探してみて下さい。 ラメについては、茶色・黒・オパール系のガラス棒を使用するときは、通常より炎を強くし、少し空気の量を増やしてみて下さい。

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離型剤について
離型剤の割合について、何をどのくらいの割合で混ぜるべきでしょうか?

離型剤の調合は、防州粉1、クレー粉2、土粉2で一度試してみて下さい。炎の状態、作る玉、作り手の動かし方でかなり変わりますので、この比率を目安に更に自分にあった調合を作ってみてはいかがでしょうか。
佐竹ガラス(株)のホームページに離型剤の作り方、離型剤の使い方が有りますので、ご参考に下さい。
上記の割合でブレンドされた離型剤や、それぞれ単品でも購入できます。

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ランプワークを始めたのですが、離型剤を鉄線につけてよくかわかしてから火にあぶってガラスを巻きつけてますが、なぜかよく、離型剤がボロボロとくずれていきます。どこが悪いのでしょうか?

離型剤の溶き方が薄いという可能性が考えられます。離型剤の柔らかさを確認してみて下さい。マヨネーズより少し柔らかいくらいが丁度適した柔らかさと言えます。それよりも水っぽいくらいであれば、「ボロボロくずれる」ようなことが起こる場合があります。

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